撮影日記2004
2004.10.15〜16 SLやまぐちを追う!!(3)
14:00を過ぎて、そろそろ撮影場所を探しに行こうかと思い立ち移動開始。津和野市内の撮影場所・・・。津和野城跡とか山の上から俯瞰で撮るとなると、後の追いかけが利かなくなる。また前回撮ったS字カーブの上という手もあるが同じ場所では撮らない主義なのでこれも却下。となると途中の踏切なんかでどうだ?と思ってみたりするのだが、場所がよく分からなかったりもする。手持ちの県別マップルを見ると津和野中学の少し南側に踏切があるようだ。ならばそこはどうなんだろう・・・。行ってみるとまぁ、なにか撮れそうな感じがする。既に先客が一人三脚を置いて時間を待っていた。そこはすっきりとした築堤上のストレートなのだが・・・ただ何か物足りないような気がする・・・。う〜む。そこから数10m線路沿いの農道を歩いてみると線路との間にススキが生い茂り、白い穂を出している。順光向きで見るとその白さがすすけた色になるのだが逆光気味に眺めると白くいい感じの色合いになる。ちょうど1箇所ススキが途切れている場所がありそこで正面から撮れるし回れ右すれば今の逆光ススキが撮れる。これは・・・・。ただ心配なことに昼ごろから風が出てきて、雲も増えてきた。逆光狙いとしてみれば雲にかぶられるとアウトなんだが・・・。
というわけで狙い目は決定。あとは時間が来るのを待つのみ・・・。待っているとだんだんと人が増えてきた。大勢は先ほどの踏み切りのところで構えている。私みたいにススキ絡みを考えている方はいないらしい。そう思っていたら一人中年の女性が私が考えているポジションに歩いてくる。話をしてみたら同じようなことを考えていたらしい。さて、どうかなぁ。時間になり、やまぐち号が上がってくる・・・。1発目は先ほどの踏切付近から遠方の築堤を上がってくるところを撮り、こっちに向かってくる間に先ほどのススキポイントへ走って移動、という寸法だ。さて・・・・。
列車は爆煙で坂を上がってきている。よし!!
残念ながら雲が陰ってしまい期待通りのギラギラ逆光とはいかなかったが、それでもススキとの絡みはまずまずでしょうか。石炭の匂いが香ばしい気がした。列車はここから右にカーブし谷間を進んでいく。通過後しばらくたっても汽笛が谷間に響いていた。
さてここからもう1箇所、篠目発車を撮りに行く。国道9号を走っていると船平山ー徳佐辺りでかなり離れながらも横に列車が見える。まぁ篠目より手前のほうでもう1箇所撮れなくもないんだろうけど無理は禁物かなと思ってみたりして。余裕たっぷりに到着して列車を待つ。
そして列車到着。煙がすごい・・・・。
(10/31注釈:写真ですが、現像していないのでまだ公開できません)
篠目駅を去り、最後に新山口駅に寄ることにした。構内を見るとC571が車庫に向かっていくのが見える。そしてなぜか湘南色のデカ目113系4連。それが立ち去った後にDE10がやまぐち号の客車を牽いてきて留置線に押し込んだ。そして車両の点検やスハフへの燃料給油を始めた。今日はこれで終わりかぁ〜。
あとは山口宇部空港までひたすら車を走らせる。途中宇部線の105系の姿を見かけた。空港着。レンタカーともここでお別れ。ここからJAL1648便へ。なんとか窓側席が取れた。外を見ているとどこを飛んでいるんだか場所がはっきり分かる。外はもちろん真っ暗なのだがそれだけに夜景というか光の帯がくっきりと浮かび上がる。飛行機は松山ー高松−大阪と飛んでいくのだが、その間に徳山のコンビナート、広島、瀬戸大橋、小豆島、淡路島、そして大阪平野は広大な光の平野だった。大阪平野を過ぎると下には名阪国道の細い線が見える。ぐにゃっと曲がっているのが天理手前の急カーブかな。やがて伊勢湾を渡る。はるか遠方に名古屋の町並みの光が見える。そして浜松、静岡、駿河湾、沼津や富士も見える。やがて相模湾に抜ける。遠方ながら小田原、平塚、そしてその先は広大な光の帯・・・。三浦半島らしき地形も見える。飛行機は房総半島から旋回してやがて羽田空港に到着した。空港内は空港内専用リムジンバスで移動したが、12月の空港第2ターミナルビル完成でANAが第2ターミナルビルに移転し、その後改良工事が進めばこういう連絡もなくなるんだろうなぁ、と思ってみたり。
空港からは京浜急行バスで御殿場まで。乗客は私を含め3人。まぁさすがに御殿場では需要が少ないのでしょうね。対して同じ番線から出る他のバスは行列・・・。東京の人の多さを痛感・・・。ただこの羽田ー御殿場、¥2000というのはかなり魅力的だと思いますし次の機会があったとしてもぜひ使いたいところです。
そんなわけで2日間の列車追跡の旅は終わりました・・・。またできるといいのだけど次はいつになるのでしょうか・・・。
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