撮影日記2004 2004.7.11 磐越西線SL列車を追いかけて…
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はじめに・・・
この訪問の2日後の7/13、新潟地方は豪雨により、堤防が決壊して家が押し流されるなど大規模な災害となりました。この災害によりお亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被害者の皆様にお見舞い申し上げます。災害以降も天候はすぐれず、浸水した箇所の乾燥や泥の排除など復興作業は困難を極める状況のようです。大変な状況でありますが一刻も早くの復興を祈る次第です。
7/11は日曜日。仕事柄土休日休みを取ることは非常に難しいのですが、どういうわけか休みが取れてしまいました。しかも翌月曜日と連休、この日を何か生かしたいなと考えた挙句、磐越西線への出撃を決定したのでした。磐越西線は私にとっては初めての路線、自然が豊かなのは他のHPなどを見て知っておりましたが、どんな撮影になるのでしょうか?
というわけでこの前日の7/10、仕事が終わってすぐに家に帰り食事&入浴。そして21:15、車で出発。今回は静岡県裾野市から新潟県新津市まで約400kmぐらいだろうか、これだけ長距離を車で走るのも初めてのことです。今回は将来あるかもしれない秩父鉄道の撮影を含みにおいて行きは河口湖〜石和〜R140雁坂トンネル〜秩父市〜花園IC〜関越道〜磐越道〜新津ICのルートをたどります。さすがに土曜日の夜ということもありトラックも少なく、22:20頃には河口湖岸、23:10頃には石和温泉駅北側へ。少々の休憩を挟んでR140をひた進む。雁坂トンネル開通時に手前のアプローチ部も相当道路改良されたようで真新しくそこそこ長いトンネルや割と緩やかなカーブが多く走りやすい。23:40に雁坂トンネルへ。ひたすらに真っ直ぐで走りやすいが逆に単調だったりもする。途中から下り勾配になり入ってから8分ぐらいで埼玉側へ抜けた。途中すれ違ったのは1台だけだが時間帯もさることながら通行料金710円というのは日常的に使うにはちょっと抵抗ありますな。
しかしまぁここから秩父までがかなり長かった・・・。道路は一部を除きさほど改良されておらず(その改良された一部区間ですが、隣の谷へ抜けるトンネル&そこに建設中のダムがあり、ダムのサーチライトがかなり綺麗だったんですよ。写真は撮りませんでしたが、そこにはループ状に連なった長い橋もあり見応え十分だと思います。)カーブの連続、そして民家のないことないこと。途中で鹿にも出くわすしとにかく寂しい道中でした。雁坂トンネルから約30分でようやく「→三峰口駅」の看板が見え、ほっとしました。そこからも秩父鉄道に沿ってR140をひた走る。見る限り国道沿いだと駐車スペースはちょっと厳しそうですねぇ。寄居の先の花園ICから関越道に入り、1:25、上里SAに到着。車内でしばしの仮眠を取る。
目が覚めると午前4時。空は日の出間近で、青空の所々に雲が浮かんでいるという感じで気持ちいい。4:15に出発。渋川を過ぎた辺りから山岳地帯となるが谷間には霧が・・・。先に見える山脈の向こう側には雲が…。雁坂トンネル以上に長い関越トンネルを抜けると案の定雨だった。途中で並行する上越線の貨物列車が見える。EF64-1000重連にコキ106、銀タキ3両(神栖ー速星の硝酸タキだろうか?)、黒タキ1両、黄タキ5450が4両、そしてコキ多数。EF64重連貨物というのもなかなかの迫力だがこんな天気では撮影どころではあるまい・・・。5:43越後川口SA着。しかし土砂降りでとても車から降りられる状態ではない。しばし寝たあと朝食を取り、7:55に出発。そのままひた走り9:20に最初の撮影現場となる早出川の鉄橋へ。
しかし、この到着時点でも雨は土砂降りだった。しばらくして雨はおとなしくなったが、今度はダムの放水のサイレンが鳴り響く。川は川幅一杯近く濁流と化し入ったら危険なレベル。もちろん撮影は堤防からなので問題はないのだが。もしや雨で規制がかかるのでは?とも心配したが普通列車はほぼダイヤどおり動いていたのでほっと一息。しばらくしてもう一人撮影者が現れたので挨拶をしながら話をしたが、前日土曜日は米坂線などで運転規制がかかりまた磐越西線も雨がひどくとても撮影どころではなかったとの談。このあと規制がかかったらどうしよう・・・・。
しかし列車はほどなくやってきた・・・。
まぁなんちゅうか暗い…。
すぐに車を走らせる。咲花駅を発車するところか白い煙が上がっているのが見える。車の流れは順調だったが三川の手前で道を間違えてしまい、その間に列車は行ってしまった。三川停車中に追いついたが無理は禁物。津川駅の少し先に先回りすることにした。津川駅ではしばらく停車時間がある。そして発車・・・。
この時点では雨は止んでいた。煙というよりは水蒸気という感じだが、すごい状態でした・・・。
ここからはR49で先回りすることにします。