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吉原駅 貨物リポート 2000.9.29

最近、駅ホームから貨車の入換が見られる駅というのも珍しくなってきました。貨物扱いの廃止によるもの、コンテナへの移行により入換そのものが減ったこと、貨物駅の郊外移転・・・。いろいろな理由がありますが、とにかく減ったものです。ところが、吉原・富士は今でも車扱いのハワム・タンク車が見られDE10が身近に見られる貴重な駅であります。そんな吉原駅を見に行ってきました。なおこのレポートはH12.9.29(金曜日)に見たままのものです。一部吉原とは逸脱した部分もありますがその点はご了承下さい。また、土・月は一部列車が運休となります。日曜日はDE10の入換はないものと思われます(岳南鉄道の貨物は日曜日は運休)。

鉄道撮影日記一覧へ   参考記事:2008.05.22富士市内でDE10を堪能する


 この日、私は8時24分に吉原に着いた。この時点で上り1番にDE10‐1521、2番線にワム80000が25車、5番線にコキ5500(空コンテナ満載)が4車、岳南鉄道の駅ホーム脇の専用線にタキ15759、岳南鉄道側留置線にED402+タキ22603が留置されていた。
 吉原駅の配線は以下の図の通りである。

 さて、着いてまもなくの25分、DE10に運転士が乗り込みエンジンを投入した。35分に入換開始。2番線のワム25車に連結し、そのまま岳南鉄道の出発線に押し込んでいった。ワムを解放して2番線の渡り線左側に停止する。2〜3番線の渡り線があるがこの渡り線のあたりがDE10の定位置である。8時43分終了。

 続いて、9時10分に梅田からの空車ワム21車を連れたEF65-1031以下の貨物列車が到着。機関車は下り4番に入り、パンタを下ろして停泊してしまった。ワムをみると後ろから5両目は検査期限になったようでその場で作業の方が静岡貨物行きの荷票を入れていた。

EF65-1031+ワム21車の768レ H12.9.29

 

写真・9:10、EF65-1031+ワム21車の768レが到着する。


そうこうしている間に岳南鉄道側でもさっき入ってきたワム25車を20、5に分割していたようだ。(9:20頃)このワム20車の貨物列車は9:40頃に出発して行ったようだ。

9:32になってDE10が動き出す。1番のワム21車に連結して引上げ、後ろ4両を3番へ、1両(さっきの検査期限の車)を6番奥へ、9車をその手前へと切り離す。残り7車は?と思っていると引上げ線からそのまま大昭和専用線に入って行ってしまった。(9:45) ・・・・しばらくして積車4車を連れて戻り、5番手前方へワム4車を留置する。そして今度は6番の9車、3番の4車と連結し、ワム13車を2番線から岳南鉄道出発線へ押し込んでいった。切り離し、定位置に戻って入換終了(10:00)。

3番のワム4車と連結する写真:3番のワム4車と連結する。

 

ここまで見届けた後で、一旦私は富士へ向かった。富士の入換はこの時点でDE10-1522が担当していたが、10:24頃に回送で沼津へ向かう。逆に沼津からの回送が10:28頃に到着する。到着したのはDE10-1524で今月(12−9)検査を上がったばかりでピカピカだった。

 10:45に再び戻ると様子がおかしい。どうやら富士に行っている間に岳南鉄道からの到着があったようで、ワム9車が3番に置かれていた。おそらく越谷行きだろう。

 

 

写真:ワム13車を岳南鉄道線に押し込んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真:10:50に3363レが到着する。この日の編成は、EF65-1085+タキ39879+タキ45186+タキ45087+タキ14733+タキ11082の6両編成。三島行タキ3車を切り離す。

 


10:50に3363レが到着する。この列車、今では貴重な、タンク車など車扱い貨車で構成される列車である。吉原では三島行のタンク車の切り離しを行う。EF65はタンク者3両を連れて下り引上げ線へ。ここで普通列車を上下4本ほどやり過ごす。11:07になってようやく本線を横断し、上り2番線に入ってタキを切り離す。

切り離した所で、反対側からDE10が近づいてきて連結し、3番線のワム9車に連結してそのまま切り離し、定位置へ戻る。EF65はその間に下り1番線に戻って行った。(11:15頃)
 一方で岳南鉄道側にも動きがあり、さっき送り込まれた13車に、最初留置した5車を連結する入換を行っていた。見届けなかったが、この後しばらくで比奈に向かって発車していったはずである。

 私は一旦沼津に戻る。所用があって郵便局に行ったものの窓口は混んでいて用は済ませられず・・・。駅に戻り、立ち食い蕎麦屋で軽く食事をとり、12:07発のクモハ123×2連で富士に向かう。吉原を過ぎた辺りで3460レとすれ違う。富士でDE10と113系を撮り、吉原へ。12:45に戻った時には入換は終わっていた。3460レの入換の段取りはEF65-130+コキ5車+ワム17車で到着したこの列車からコキ5、ワム3を切り離して4番線に留置し、代わりに3番線に留置されていたタキ3+ワム9を連結して戻る、といった具合である。

13:13に3460レは発車していった。入れ替わりに岳南鉄道からの貨物列車が到着する。そして13:20にDE10が入換を開始する。まず5番線のワム4車に連結、次に4番線のコキ2車に連結しこのコキを3番へ留置する。再び4番に入りコキ3ワム3と連結する。今度は2番に入りそのまま岳南鉄道へ。コキ3ワム3を解放し、今度はさっき到着したワム15車に連結する。これを引き出してきて4番に留置する。そして3番のコキと連結し定位置へ。(13:47)
 一方、岳南でも入換が始まり、さっきのコキ3ワム3のうち、コキ3を留置線へ移動させていた。私はこの様子を見ながら富士へと移動した。

富士では5093レが発車待ちをしていた。この5093レ、11:02に到着する1095レからコキ数車を解放し、後程になってコキ数車を増結する列車である。13:59に発車するこの列車を見送り、私は駅を出た。
 郵便局はどこかないか? 探した所駅の北側にあるようだ。でもどうせ行くなら身延線の旧線を歩くのも悪くないな、と。そんなわけで北口を出て貨物ヤードに沿って歩き始める。貨物駅では紙の筒状に梱包されたものをコンテナに積む作業を見かけた。さすが富士。道路の右は貨物ヤード、左は王子製紙の工場である。


貨物ヤード沿いに歩いていくとバスの停泊場に出くわす。この左に入っていく道路が身延線の線路跡である。この停泊所の向こう側にも貨物ホームがある。


富士駅そばの踏み切り信号。赤になるのは1日数回。このときは14:20だったが13:04頃にも確認している。


少し進んだ所。工場と工場に挟まれた妙な雰囲気のところを進む。右の錆びた白い柱はレールである。

 さて、しばらく行くと左に富士急静岡バスの停泊場があり、その先に貨物ホームに入るための踏切信号がある。この踏み切り信号、1日数回しか赤にならないのだが珍しくもそのシーンに遭遇してしまった。そんなわけで見物。この踏切のすぐ左側で線路は分岐して2本になっている。まず1本目にコキ3車を入れ、少し引き上げてからポイントを切り換えてもう1本にもコキ3車を入れる。有効長がコキ3車しかないとはなんたる使いにくさ・・・(^^;; とにかく踏み切り信号は数分間閉まり放しとなる。コキを入れ終えてDE10+コキ数車を引き上げていった後に信号は青に変わった。

 少し戻って身延線の廃線跡の道路に入る。いかにも元線路と言わんばかりの緩やかな曲線。ちょっと入るとそこは工場と工場に挟まれた狭い隙間のような、こんなところ歩いてていいのか?てな感じ(^_^;; しばらくすると、王子製紙の正門が現れる。そして工場が終わり、植え込みのされた遊歩道となる。郵便局に向かうため途中でこの遊歩道を離れた。用事を済ませ、富士駅に戻り、吉原に向かう。

15:05に吉原に戻ると、DE10+コキ2車がどこにもいない・・・。考えられるのは1つ。さっきのコキを連れて大昭和に向かったのだろう。案の定、大昭和からワム7車を連れて戻ってきた。(15:18) 15:27になり岳南から貨物が到着する。機関車が切り離された直後にDE10+ワム7車も動き出し(15:30)、到着したばかりのワム10車を引き出してきて、今度は引き上げ線から本線を横断し下り2番線へ入って17車を留置する。さらに上り線側に戻ると今度は4番のワム19車に連結し、これを下り4番へ留置し切り離す。そして少し離れてエンジンを止めた。(15:53)その頃になると朝から下り4番で寝ていたEF65もパンタグラフを上げて動き出そうとしていた。しばらくしてEF65は動き出し、下4番のワム19車に連結し下り1番へ、次いで2番のワム17車にも連結して、梅田行3171レを組成した。(16:12)

梅田行3171レを構成するワムを下り2番に据え付ける。15:40頃


しばらく動きがないと判断し、一旦沼津へ戻る。再び戻ってくると(16:55)、案の定そのままだったがDE10がエンジンを入れていた。見ると下り4番から移動して上り2番の定位置へ戻った。(16:58) この動きを見届けて、富士へと向かう。富士でしばらく待っていると先ほどの3171レがやってきた。見ていると、富士でさらに9車を連結しワム45車となった。37分に発車して行き、しばらくすると(17:43頃)上り線には3362レ、下り線にはコンテナ貨物が到着した。この日の3362レは
EF65-75+ワム22車(富士解放)+タキ1000-181+タキ36066+タキ21350+タキ112578+タキ42812+コキ106-515+コキ106-516
だった。ジャパンエナジーのタキ36066は北袖←汐見町の回送、タキ21350は小名浜へ行く車である。後ろのコキ106は日本車輛で新製された車両を東京貨物ターミナルへ回送する所であった。

再び吉原へ戻る。3461レが下1番に到着していて、ワム15車。ワム22車が2番に留置されている。またDE10は1番線にいた。おそらくは6番線に留置していた検査ワム1車を後ろから連結したのであろう。DE10は2番のワムを上り側に引き上げるのかな?と思っていたのだが、そうするのでもなかった。18:17にエンジンを入れ、27分に回送列車として出発して行った。
 よく見るとJR貨物の事務所も照明を落としていた。貨物駅としての吉原の1日は今日はこれでおしまい、である。

私はその後の18:48発2786Mで吉原を後にした。

 


補足

この日はありませんでしたが、8:32、9:20の入換で、3番線奥にワム(空車)を解放する場合があります。3番線奥には今では使われていない貨物ホームがあり、まるで荷扱いをしているかのような雰囲気です。

3日後の10/1、3363レは三島行タキがありませんでした。 10:50頃の入換でタキ22603が岳南側より引き出されてきました。タキ2600カセイソーダ積みタンク車、タキ5750濃硫酸積みタンク車がどういう頻度で動いているのかもいまいち謎です。3461レの入換ですが、おおよそ33車前後で到着し、ワム22車を吉原で解放します。この日は??なのですが、通常は4番線に解放し、DE10がそのまま連結して上り2番に引き上げる入換を行います。また静岡貨物行きも3461レで連結となります。3461レにはなお吉原行きのワムが9車前後ついており、富士で解放されます。

3461レは富士駅にて吉原行きを解放し、静岡貨物行き(交番検査)のワム・コキを連結します。


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