撮影日記2004
2004.10.15〜16 山口県の専用貨物列車を追う!!(2)
宇部駅に到着し一目散に外へ出て、東側の県道跨線橋へ。宇部駅の東側で宇部線の線路は大きく左にカーブし向きを変えているのだがここで貨物列車を撮れないだろうかと考えてみたのでした。現場を見て「これはいける!!」 そしてしばらく待ち受けて・・・
やってきたのはDE10にホキが5両。あらら、案外と短い編成なのね。
それから今度は宇部駅の北側へ回りこむ。先程撮影した8462レが到着しており、DE10貨物を撮影している間にコキ4車を連結したようだ。コキには倉敷(タ)行きの無蓋コンテナが3車に9個載っており、1車は新南陽行き空車となっている。機関車は幡生からEF65-1012に換わっている。
ここから1駅宇部線に乗って移動。厚東川を渡り岩鼻駅へ。駅前に商店があるわけでもない住宅地の中を歩き、厚東川の堤防に出る。川幅300mはあろうかという広い川で、端のほうは干潟のような・・・。蟹がうごめいていた。待ち時間が40分ほどあり、のんびりと待機する。そしてやってきたのは・・・。
これは宇部行き105系普通列車。この列車からさらに20分待ち・・・。
DE10は4両の貨車を牽いてきた。列車は思ったほど速くなくゆったりと走り去っていった。DE10のエンジン音を聞くのもしばらくぶりだなぁ。
岩鼻駅でこれまたしばらく時間を待って新山口行きに乗車。そして宇部港駅で下車してホームで待ちうける。この列車の通過を待って専用線から貨物列車が出てくるのだ。しかし・・・
下り本線に入ってくるものだとばかり思っていたら上り本線に入ってきてしまった。そんなわけで進入の写真は撮れずじまい。この後、機関車を切り離し機回し、反対側に付け替えた。ホキは12両とかなり長い編成。ここまで5,4両と短い編成だっただけに長い編成をみるとほっとする。発車まで15分、このDE10 1559+ホキ12両編成が撮れる場所はないものかと付近を歩き回ってみるが適当な場所が見つからず・・・。
なおかつ慌てていただけにこんな絵しか撮れなかったりする(汗) 右の道路の奥は私有地くさいしなぁ〜。通過を見送っていると、この中にホキ9500トップナンバーがいることに気がついた。翌日は元々重安駅に行く予定ではいたのだが、これはなんとしてもトップナンバーの形式写真を撮らねば!!と息巻いたのでした。
列車が走り去ってから私は山口宇部空港へと向かう。宇部岬駅から見ると空港は直線距離で1kmないぐらいのところにあり十分歩ける場所なのだが、いかんせん宇部岬駅から空港に対して反対方向に歩いてきてしまった上に道が曲がりくねっていて迷いやすかったりもする。そんな場所だったがなんとか空港にたどり着くことができた。ちなみにJR駅から空港に歩く場合は宇部岬駅でなく隣の草江駅からのほうが近いようです。空港のレンタカー窓口に行き、予約していた車を借り受ける。
トヨタ、ヴィッツ。レンタカーなので「わ」なのは当然にしても、なんで「豊橋」なんでしょう(笑) それにしてもナビ付きはありがたや〜。
さてと車を借り受けたところでこの辺りの専用線を覗いてみましょう〜。というわけでまずは今も生きているセントラル硝子の専用線へ。地図を見るとヤードのある中央部に踏切があることになっている。そこはどうなんだろう・・・。
踏切を見ると東側はこんな感じ。左から来るのが宇部岬駅からの線路。機関車が3台いるようですね。
西側は・・・使われている形跡なし。レールが光っている部分はこの踏切東端まででした。また本来は左の車が停めてあるあたりからカーブして左手前側に向かっていく引込み線もあったようです。道路上にはそれらしいレールが残っていたのですが工場内は剥がされていたように見えました。
さて今度は宇部港駅へ。この駅、一応JR貨物時刻表には載っているのですが現在は休止扱いで列車は走っていません。すごい状態だろうなと想像はしていたのですが・・・。
一面草野原・・・。単なる空き地にしか見えません。画面中央の塀が途切れていてパイプが持ち上がっている部分に引込み線があったそうですが・・・。ちなみにこの引込み線の奥の方は駐車場に化けているようです。
しかし、信号設備は残っていました。またレールもそのままのようです。
いったん宿に車を置き、今度は西側の道路の踏切から。
線路は残っていました。勾配票もそのままですね。ただ、ガードレールでふさがれています。それ以前に奥の樹木が邪魔だという説も。
警報機はカバーがかぶせられ、遮断機の棒も外されていますが復活させられる余地を残したというところでしょうか?
この線路に再び列車が走る日は来るのか?非常に望みは薄いですが、鉄道ファンとしてはぜひその日が来て欲しいなと思う次第です。
この日は宇部新川駅近くのビジネスホテルに泊まりました。翌日は6:30出発です。