The貨物列車


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1)機関車

EF65型電気機関車
(写真はEF65−120)

 昭和40年より製造された東海道・山陽線で使用するために製造された電気機関車。製造後30年を過ぎたが現在も貨物列車の主力として活躍中。JR貨物所属機では車両更新が進められ、色も変更されている。一般型のほか、20系寝台特急用に特殊装備の施されたP型、コキ10000系高速貨物用装備を積んだ500番台F型、P型とF型の両方に対応した1000番台(PF型)がある。一般型およびF型・P型はEF210などに置き換えられて廃車が進み、籍があっても動いていないのも多く今や絶滅が危惧されるような状態へとなりつつある。

 現在静岡県内で見られるのは新鶴見機関区PF型、寝台特急出雲牽引のJR東日本所属PF型である。時折JR東海所属の111.112号機が団体専用列車等を牽いてくることがあるが回数は少ない。

EF66型電気機関車

 昭和40年代前半に開発された高速貨物用の大容量機関車。当初はコキ10000系を牽いた高速貨物用にデビューした。国鉄末期から貨物列車のみでなく寝台特急牽引にも充当された。JR移行後に貨物列車の増発を行うためにマイナーチェンジを行った100番台車が製造された。現在はJR貨物吹田機関区、JR西日本下関車両管理室に配置され高速貨物・寝台特急に使用されている。JR貨物所属機では冷房設置・車体更新が進められている。

EF200型電気機関車  平成2年頃より高速貨物の更なる長編成化・高速化を目的に製造された機関車。出力が大きすぎて変電所の容量が追いつかないなどの問題があり、性能を適正化した後継のEF210へと移行した。
EF210型電気機関車 EF65の老朽置き換え、輸送力増強を図るために平成8年に登場した機関車で「ECO−POWER 桃太郎」の愛称を持つ。JR貨物岡山機関区に配置され、東海道・山陽線で活躍中。
EF64型電気機関車 山岳地帯用に開発された機関車で、現在の運用区間は上越線・信越本線・中央本線・篠ノ井線・伯備線などである。静岡県内ではEF64-2が静岡県内の工臨(レール輸送)牽引に活躍している他、35号機が団体専用列車を牽引して入線することが時折ある。
DE10型ディーゼル機関車
(写真はDE10−1525)

静岡県内では沼津・吉原・富士・静岡貨物・西浜松の各駅で入換に使用されているディーゼル機関車。JR貨物愛知機関区所属だが、静岡総合鉄道部(静岡貨物構内)に常駐して運用される。時折検査に絡み愛知機関区との間で車両の差し替えが行われる。
   

 

2)貨車

ワム80000
かつては全国的に見られた代表的な有蓋車だがコンテナ化の進行により数を減らしている。現在残っているうちの多くは紙輸送であり、石巻港、新潟(焼島)・富士・吉原・比奈から発送し隅田川駅・新座・越谷・梅小路・梅田の各駅に到着する。また北海道の陣屋町ー荻野での木材チップ輸送用に480000番台が使用されている。それ以外は配給車や救援車代用などの事業用として残っているに過ぎない。
 台車をコロ軸受けにした380000番台も存在し、ブルーの塗装に変更されている。車軸の変更を施されていない茶色(とび色3号)の280000番台は廃車が進行中で姿を消すのもそう遠くないと思われる。
タキ9800

下のタキ45000ともども東レ三島専用線に出入りする、石油類(重油)35トン積みのタンク車。比重が重い重油などを積載するためタンク容量はタキ9900よりも小さくなっている。また粘度の高いC重油等を輸送するためにタンク内に蒸気管が設けられている。老朽化が進み、廃車が進行、平成17年4月1日現在残り5両。

タキ45000
後述するタキ35000の石油類版ともいえる貨車。
神奈川臨界鉄道末広町から東レ三島工場にA重油を輸送している。
タキ6600
エチレングリコール、30トン積み貨車である。川崎・浮島町の日本触媒より東レ三島への輸送にタキ15800ともども使用される。
2005.4.1現在残り5両(6624,6631,6632,6635,6636)
タキ15800
エチレングリコール、35トン積みのタンク車。製造メーカー、製造時期の違いからかバリエーションがある。現在は浮島町ー三島の輸送が唯一のものとなってしまった。以前は三井物産所有の黒いタイプが入線していたが、現在は日本触媒・日本石油輸送の銀色タキが入線する。
2005.4.1現在残り5両(15814、15815、15816、15819、15820)
タキ5750 35トン積み濃硫酸専用タンク車。以前は吉原駅岳南鉄道ホーム脇側線で見られたが、ここでの扱いも廃止されたため東海道線では滅多に見られない形式となってしまった。現在は秋田方面、信越線安中など限られた地域でしか見られなくなってしまった。
タキ9900
タキ9800が石油類なのに対し、タキ9900はガソリン専用車と専用種別が異なる。ガソリン専用車だが四日市ー石山・高月の輸送ではA重油を輸送している。かつては静岡県内においても清水駅に出入りしていた。
2005.4.1現在残り25両とのこと
タキ35000
35トン積みガソリン専用車。ガソリン・軽油・灯油以外にも最近は機械油・A重油等も積んでいて加熱管を使わないとならないC重油等を除き幅広く使用される。東レ三島工場へのA重油輸送で活躍している。
コキ5500
85km/h対応の12ft4個積みコンテナ車。製造当時は5個積みだったが現在残っているのは4個積みに改造されたものである。静岡県内では富士駅構内、静岡貨物から吉原、岳南鉄道線内の大昭和製紙専用線末端輸送を受け持っていたがコキ50000に置き換えられた。今や絶滅寸前の形式となってしまった。2005.4.1現在残り50両となっている。
コキ50000

国鉄時代、フレートライナー用に開発された95km/h対応、5トンコンテナ5個積みのコンテナ車。10トンコンテナも対応する。

コキ100系 画像はこちら

JR化後に大量増備されたコンテナ車で110km/h運転に対応。4両単位で使用するコキ100/101、ブレーキを変更した102/103、単独使用可能な104、2両単位の105、104を改良し車高を下げ海上コンテナにも対応させた106がある。

コキ9000

既に廃車になっているのだがずっと沼津貨物駅構内奥に置かれている謎の貨車。バンボディごと載せ換えるシステムの実験車だったらしい。

トキ900

H12年2月に浜松工場にて復元された戦時型3軸無蓋車。戦時中の大量生産のため鋼材を節約したりと構造の簡易化が図られている。走行の安定性が悪く線路のしっかりした幹線でしか使用できなかったため戦後は他形式への改造が行われ、昭和34年には全滅した。浜松工場では足回りを使用して工場内の控え車として残っていた。

シキ290 沼津駅西端にある明電舎から変圧器などを搬出する大物車。残念ながら平成16年に解体された
   

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